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現在、初期記事のリニューアルと英語訳の付け加え作業をゆっくりおこなっています。

あとがき~再び日本~

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13カ国目~韓国~

かくして、1か月に及ぶ海外旅行は無事に終了し、親子ともども帰国、そして帰宅したのでした。まずは現地で私達を温かく迎えてくれたデンマークのエヴァ、ノルウェーのトゥナ夫妻、ハンガリー、コダーイ音楽研究所の皆々様、そして何よりこの旅の企画者であり、旅行資金の大部分を負担してくれ、また得意の英語で手続や交渉などをしてくれた我が母に、この場を借りて深く感謝申し上げます

旅してよかったところ

帰国してから、会う人会う人に「一番良かった国はどこ?」と聞かれましたが、その度返答に窮してしまいます。1か国に絞れないどころか、どこも同じくらい印象に残っていて、しかも頭の中の整理が追い付いていない状態だからです。地理ヲタク、世界史ヲタクを自負する私にとって、少なくとも「行くんじゃなかった」と思った国は1つもありませんでした。

 

国ごとではなく、ジャンルごとで印象に残ったものを挙げると、

①建造物(ワット・ポー、ブルジュハリファ、ピラミッド、アヤソフィア、フレデリクスボー城、セーチェーニ鎖橋、プラハ城、レギスタン広場、南大門など)

②有名な自然地形(チャオプラヤ川、インド洋、ナイル川、ボスポラス海峡、ドナウ川、カスピ海、漢江など)

③歴史上の人物(ホーチミン、ウートーン、クリスチャン4世、コッシュート、イシュトヴァーン1世、ヤン・フス、カール4世、ティムール、世宗など)の像

④食事(フォー、トムヤムクン、スリランカ・カリー、ポロフ、サムギョプサルなど)

の順でしょうか。この辺は性格が出ますね(笑)

 

国内旅行でもそうですが、写真や動画でしか見た事の無かった場所、学校で習っただけの川や山がちゃんと実在して目の前にある、ということに感動してしまうのが私です。そこに理屈はありません。この感覚、旅行好きの人ならば少なからず共感してもらえるのではないでしょうか。

旅して何が変わった?

 旅を終えて早2か月が経ちましたが、壮大な旅をした「実感が沸かない」というのが、正直な気持ちです。日本を出たのが十数年ぶり、しかもハンガリー以外はすべて初訪問の国。更に13か国がみな、気候も言葉も文化も違う、配車アプリや翻訳アプリを使用するのも初めて、同行する母は持病持ちという中、出発前メッチャ緊張していたのは、想像に難くないでしょう。そうした中、犯罪や病気にも遭わず、飛行機も極端に遅れることなく、巡れる場所を巡り、会いたい人と会い、無事に帰って来られたのは非常に幸運だったと思います。

 

 10月10日実家に帰った時は心底ホッとしましたが、特に感動で涙を流す、といった事も無く、更に仙台の自宅に戻ってからは、あっという間に日常が戻ってきてしまいました。今は旅先の写真や動画を見返しつつ(ブログ上に載せている写真はほんの一部です)、ああ、こんな事もあったなと思い出す日々。出国前は、この旅を通じて自分は大きく変わるのだろう、と思っていましたが、今のところ特にそのような自覚はありません。

 長く海外を旅した実感が沸かないのは、ひとつには1カ国1カ国の滞在が長くて3泊4日と、非常に短かったのも要因でしょう。特定の国の色に染まる前に別の国に移動してしまった、と言う点ではなんだか勿体なかったかもしれません。しかしそれとは別に、外国も思ったより日本と違わないじゃないか、と感じた点が少なくなかったからかも。

 交通ルールが違うとは言ったものの、赤信号が停まれ、青信号は進めというのは万国共通。当然ながら店や駅での支払い方法もだいたい同じ。更に当然ながら、外国といえどもそこには大地があり、人々の住む建物があり、頭上には空が広がり、時間が経てば日が沈む。東南アジアは暑かったけれど、日本も十分暑い。言葉の壁はあったけれど、極端に難儀することは少なかった。今回の旅行記で日本との違いもたくさん書きましたが、それ以上に共通点も多い、そのことを実感させられた旅だったのかもしれません。

ちなみに次回は未定です。少なくとも1年くらいは日本国内でいいかなとは思いますが、いずれはまた海外へ出るとはと思います。「死ぬまでに一度見たかった」ピラミッドは今、「死ぬまでに一度はこの手に触れたい」ピラミッドとなりました。要はこの旅で果たせなかったことはまだ多く残っているワケ(特にエジプト、アゼルバイジャン、スリランカ!)

 もっと言えば、米中印豪英仏独伊露などは未訪問ですし、今回訪問した国も、たかだか大きな都市に数日いただけで、その国を解った気になってはいけない!寧ろ「自分は知らないことだらけ」だと知る、正に無知の知ですね。それを自覚できただけでも大きな収穫だったのかもしれません。

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