旅の思い出 宮崎県~ギザギザハードな洗濯岩~

九州でもとりわけ温かいイメージのある宮崎県。この県には2007年と2011年の2度、訪れています。
意外な出迎え客~宮崎市~
宮崎県の初訪問は、2007年12月。大晦日(31日)に帰宅できるよう、強引に九州一周の旅行計画を練って実行した、その4日目と5日目でした。
いずれ書くと思いますが、この4日目は鹿児島観光が中心でした。その鹿児島では、電車に乗り遅れたうえ、コインロッカーに手袋を忘れるなど散々な目に遭った挙句、宮崎県都城市に宿泊。
翌日(5日目)都城から日豊本線で東に進み、県庁所在地の宮崎駅に降り立ちました。その改札には、あの!有名県知事がお出迎え。
さすがに寒い 年末の南国
宮崎駅に降りたものの、特に観光先を考えてなかったので、どうしようかと思惑。ふと路線図を見ると、隣の駅名に宮崎神宮とありました。
伊勢神宮みたいな大きな神社があるのかと、初めて知った私は、次の日豊本線で一駅移動。宮崎神宮駅からその神宮を目指します。駅から徒歩圏内にその神宮はありました。
しかし、時期は年末。いくら南国の宮崎とはいえ、寒かった(とりわけ素手の身には!)。本当の年末には賑わうのかも知れませんが、この時は出店もないし、お客さんも少ない...それでもこの時は、翌2008年の幸運を祈って、パンパンパン。
宮崎神宮から日豊本線に再度乗り込み、県北部の延岡で特急に乗車。大分方面へと向かうのでした・・・
神のお住まいと洗礼~青島~
前回の反省、ではないのですが、2011年の九州旅行は、夏真っただ中!にしたため、ひたすら暑い旅路となりました。この時もやっぱり鹿児島方から日豊本線で東へ向かい、宮崎市で宿泊。
翌朝はしかし、北ではなく南に向かいます。今回乗車は日南線というローカル線。これで景勝地青島を目指しました。
青島は、神奈川県の江の島と同じように、本土と砂州でつながっている陸繋島です。しかしその海岸線が独特。
通称鬼の洗濯岩と呼ばれる、このデコボコギザギザな岩肌は、日本三大奇岩のひとつに指定されています。
島の中には神社があり、周囲は亜熱帯の植物に取り囲まれています。昔は島全体が神様の住まいだったとのこと。残念ながら写真はありませんので、自分の目で行って見てきてください♪
島を一周し、駅へ戻ろうとしたところ、空からポツポツと雨粒が、と思ったら、にわかに
ドジャーー!!
亜熱帯特有のスコールは、今思えば青島の鎮守が降らせた、洗礼だったのかも・・・
城下町飫肥
青島から更に南下すること約40分。日南市の飫肥に到着。宮崎県南部を代表する城下町です。
ここから自転車を借りて町内を散策しようと思ったのですが、直前まで雨が降っていたので、駅前のレンタサイクル屋にはシャッターが!
ガッカリ・・・とあきらめるのは未だ早し。シャッターに「閉店時はこちらへ」と電話番号が書かれていたので、そこへかけると、すぐ近くの自宅(?)からひょっこりご主人が出てきて、自転車を出してくれました。人生、あきらめないことが肝心。
こうして無事に自転車を借りられた私は、飫肥城や町中をぐるっと回ることができました。
天守閣はありませんが、こんな立派な門が残っています。
中はこんな感じ。
町中には、明治の政治家、小村寿太郎の記念碑が!
ひと通り街を散策した私は、宮崎名物、チキン南蛮のお弁当をお昼に買い、日南線で鹿児島県の志布志へと向かいました・・・